2018年4月クールのアニメも放映が始まりましたね。
鬼太郎やルパン三世も目につくなか、見つけた「ウマ娘」ってなんやねん!
ということでさっそく視聴しました!
といっても私、普段競馬なんて全くやりません!
某ゲーム企業で競馬サイトの運営、デバッグを数ヶ月間ほどやっていた程度。
ウインズに行って賭けたのは1度だけ、しかもハズレたというクソにわかです。
本場に行ったことはないです。
当ブログではそんなにわかクラスの私でもわかるウマ娘の解説記事を作っていきます。
(2018.4.19方針転換しました)
原作はソシャゲ
「ウマ娘」の原作は今年cygamesより配信されたソシャゲ。
競馬ファンにはおなじみ、引退した大物競走馬を名前そのままでウマ耳つけた美少女にしたある意味でケモナー向けの作品ですね。
彼女たちを育成してビッグレースでの勝利を目指すのがこのゲームの目的。
それにしても・・・ウオッカやゴールドシップはいいとして、オグリキャップとかナリタブライアンなんて何年前のGI馬だよ・・・
昭和の馬が紛れこんてるぞ!!
ハルウララはただ一人(?)JRAでなく地方競馬出身なんですが連敗記録が続いたことでテレビで特集が組まれたので競馬ファンでなくても知ってる人は多いです。
ちなみに牡馬(オス馬)だろうが牝馬(メス馬)だろうがせん馬(去勢した馬)だろうが関係なく美少女になってます。
格好の違いで元ネタの馬が牡馬か牝馬か分かるようになっていて、短パンをはいてたら牡馬、ブルマなら牝馬です。
トレセン学園
元ネタ:JRAのトレーニングセンター
ウマ娘のトレセン学園は府中の東京競馬場近くにあるんですが、実際のJRAのトレセンは関東馬の調教をする茨城県の美浦(みほ)と関西馬の調教をする滋賀県の栗東(りっとう)の2ヶ所あります。
美浦のトレセン
栗東のトレセン
スペシャルウィークが観戦した、サイレンススズカが大逃げで勝ったレース
元ネタ:1998/2/14 バレンタインステークス
田舎から出てきたスペシャルウィークがトレセン学園の寮に行く前に観戦したのは東京競馬の11レース。
このレースに出ていたサイレンススズカは大逃げで知られる逃げ馬なんですが、脚質含めてきわめて忠実に再現されています。
12頭立で8枠12番、1000mが57.8秒のペースで逃げ切り勝ち・・・ということで98/2/14の東京11R、バレンタインステークスが元ネタ。
このレースの何走か前のレースでも大逃げ作戦を打って出たもののまだまだ若馬(といっても4歳でデビューだけど)だったのか後続の馬に捕らわれてしまいあえなく馬群に沈む結果に。
他のレースでも大負けが続いていたんですが、なんとこの馬は勝てる!とこの時点で素質を見込んでいた男がいました。
それが香港国際カップでパートナーとなった天才ジョッキー武豊。
(サイレンススズカは1997年に香港で走った経験あり)
1998年初めて走るこのレースは格上ということも合ってか大逃げ馬としての素質をファンに見せつける4馬身差で勝利、その後出走したレースは危ないシーンが有りながらも全て一着!
でも最期は・・・
あ、ちなみに実況の「マイペースなのか、速すぎなのか」は実際のレースでもそんな感じなことを三宅アナが言ってますね。
細江さん
元ネタ:細江純子
細江純子さんは元ジョッキーで今は競馬評論家&解説者。
JRA初の女性騎手の1人ですね。(この年デビューした女性ジョッキーは2人いた)
競馬ファンでなくても名前だけは聞いたことがあるであろうこのお方御本人が登場ですよ!!
そして声も御本人が担当。
でも経歴によるとジョッキーデビューは1996年、引退が2001年ですからサイレンススズカのバレンタインステークスの時点ですとまだジョッキーとして活躍していた頃。
ここは史実とは合わないんですが、まあいろんな年代の馬がごった煮で集まっている作品ですからこの際気にしないことにしましょう。
そもそもウマ娘にジョッキーはいませんしね!!
ハルウララ
元ネタ:ハルウララ
中央馬揃いのウマ娘主演陣に混ざる唯一の地方馬。
ハルウララといえば高知競馬で通算113連敗したことで勝てないっぷりから逆に人気が出た馬です。
すごいですよ、あまりにも有名になりすぎて引退前の15レースは「ハルウララ頑張れ」みたいに名前がついてますから。
ちなみに地方競馬でレースに名前をつけられる権利、なんと安くて1万円です。
で、ハルウララは人気絶頂期にあの武豊も騎乗したわけなんですが、天才ジョッキーが手綱を引いても勝てない!勝てない!勝てない!
結局勝てぬまま引退しました。
ウマ娘のレースのクラス体系
ウマ娘のレースのクラス体系を見たところ、わりとざっくり単純なことになってました。
メイクデビュー(新馬戦、1回しか出られない)、からはじまりここで2着以下なら未勝利戦(勝利したことがない馬のレース)にまわり、勝つごとに条件戦(500万下、1000万下、1600万下と上がれる)、オープン特別(オープンクラスには一般戦がないので実質オープン特別)、GIII、GII、GIというピラミッドになってました。
オープン特別とGIII、GII、GIがオープンクラスなのは一緒ですね。
ジュニアクラスはおそらく2歳馬が出られるレースですね。
で、このクラス分けにはレースで所定の順位以内に入ったときにもらえる賞金とは別の「収得賞金」ってのが使われるんですが、これはオープン特別クラスまでは1着にならないともらえないもの。
ウマ娘にそんな仕組みはあるのか?
あの超有名ファームの馬はいないよ!
この作品、誰もが知ってる強い馬ディープインパクトとかオルフェーブルとかブエナビスタあたりの知名度が高い馬の名前が出てこないと思ったら、ゲーム制作時に名前を勝手に使おうとして所有主の社台や金子系、あとサンデーレーシングあたりを激怒させたというちょっと危ない大人の事情があったんですね・・・
ゲームの制作初期には名前があったみたいですけどね。
まあ・・・どうぞ使ってくださいという馬主もいれば、ダビスタみたいな馬の姿での育成ゲーならともかく、勝手に女体化して、変な格好させられたらたまったもんじゃないと考える馬主も現れるのは必然的ですからね。
だから活躍した時期が古い馬の名前しか出てこなかったのか・・・
ということは、今のJRAは社台と金子に支配されている・・・
そんな中、よくアニメ化できたな・・・とは思いますね。
血統は気にすんな!
当然馬にも血統があるんですが、ここでは気にしたら負けです。
スペシャルウィークとフジキセキとサイレンススズカはともに父親がサンデーサイレンスなんですが、同じくサンデーサイレンスが父親の馬なんて一体どれだけいることやら・・・
血統見たら全盛期のオーバーフローもビックリですよ!?
サンデーサイレンスはアメリカでクソ強かった馬で、こういった馬は日本に来ても繁殖の依頼が多いので必然的にこんなことに。
さらにいうと祖父がサンデーサイレンスともなると・・・どれだけたくさんいるんやら!
スペシャルウィークは育成次第で大物になる
いやこれ、スペシャルウィークは育成次第で大物になりますよ。
トレセン学校でのテストでも隣で息を切らして走ってるエルコンドルパサーと対称的に楽勝な表情で走ってましたからね。
それで上がり3ハロン(1ハロンは200メートル、なのでゴールまでのラスト600メートル)が33.8秒という驚異的な差しですから、逃げ馬サイレンススズカがバテてるであろう最後の直線で競い合う展開も来るんじゃないでしょうかね。
しかも競馬場における最後の直線は上り坂ですからね。
このへん、サイレンススズカとスペシャルウィークの人間(?)関係も含めて描かれていくはず。
あとは・・・専門用語を解説してくれ~、ググらないといけないじゃないか~
第二話はスペシャルウィークがデビュー戦だよ!
第二話はいきなりスペシャルウィークがデビュー戦だよ!と予告を書いたものの、実は視聴したAbemaTVでは第一話と一緒にすでに第二話まで配信されてます!
きっとデビュー戦、勝つんじゃないでしょうかね。
ということで第二話も引き続き見ていきます。
ウマ娘記事リンク
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