【あかねさす少女】第12話感想:終わり方は超あっさり、続編をにおわす結末へ

あかねさす少女第12話「いつか、黄昏の降る空の」が放映、配信されましたので感想を書いていきます。


いよいよ12月も半ばに入りちらほら最終回を迎える作品が出るころです。

今作品が秋アニメ最初の完走作品となりました。

前回、第11話まで伏線張りまくりで今回の最終回でどうやってまとめていくのか気になりますのでさあ見ていきますよ!

明日架は黄昏の使者とともに行くことを選択

前回の最後、明日架は黄昏の使者(こと別なフラグメントの明日架)とともに行くことを選びました。

それは奈々から「友達じゃない」と強い口調で言われたときに黄昏の使者が一瞬だけ見せた泣きそうな顔、おそらく過去に何度か言われたことがあると思われし表情、これを見逃さなかったからですが、当然クロエや奈々やみあは止めますよね。

※このシーン、初見では悲しそうな顔に見えたので第11話感想でもそのように書いたんですが、改めて該当シーンを見ますと、眉間にシワがよってますし、歯を食いしばって怒ってる顔にも見えますね。

 怒りからの「じゃあ、やってみればいい」挑発といったところでしょうかね。

 私を倒しても黄昏が消えることはない、そんな意味合いでの挑発ですね。

でも一番の親友である優は止めませんでした。

それは明日架がさっきようーやく話してくれた本心を知っているから。

明日架が黄昏の使者のもとへ行くことを選んだことで、黄昏の使者から形態チェンジの羽根が消えます。

これで以後のシーンで戦うことはなくなりました。

となるとあとは明日架と黄昏の使者がきょうちゃんとの別れをどう受け入れていくか、向き合っていくかですね。

明日架は優に自分が愛用していたヘッドホンステレオを渡します。

果たして明日架はこれを再び使える時がくるのだろうか・・・

形見の品にならなければいいんですけどね。

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緊張感のない明日架の態度、だがそれが好展開へとつながっていく・・・

黄昏の使者と果てしなき黄昏の道を歩く明日架。

とにかく緊張感がないですよね、ノーテンキとでもいいますか、口に出るのがとにかくちーくわー!ちーくわー!ちーくびー!ちーくわー!ですからね。

「行かない」ときっぱりと吐き捨てつつも結局どこかのフラグメントに立ち寄った黄昏の使者はどんな考えがあったのか・・・

ちくわを与えないとこの女、ずっとちくわちくわうるさいだろうとでも思っていたんでしょうかね。

でもその女は黄昏の使者のあなたの別フラグメントでの姿であるわけですから、うるさいといいつつも自分も食べたいとも思っていそう。

神社にいるときの黄昏の使者の「やれやれ」とでもいいたげな顔つきは必見です。

結局黄昏の使者、ちくわ食べちゃったよ!

「ちくわ、食べてしまったんですか!?」


ちくわを久しぶりに食べてちょっとだけ嬉しそうな黄昏の使者

でもここから展開は大きく進んでいくわけですから、案外明日架のだだっ子のようなふるまいは案外間違っていなかったようですね。


まず、明日架がちくわを好きになったのはきょうちゃんがきっかけということが明らかになりました。

10年以上前のある日、冷蔵庫におやつが用意されていなかったことが不満だった明日架。

どうでもいいですがこの頃から性格がまるっきり変わっていないですね。

きょうちゃんはちくわを持ってきて「ちくわの神様が何でも教えてくれるのです!」とちくわ占いをはじめました。

その占いによると、「テストで100点を取るよ!」と結果が出てくるわけですが、テストで100点取れる取れないよりも、きょうちゃんと楽しい会話ができたことのほうが明日架にとっては大満足だった、それが明日架がちくわが好きになったきっかけでした。

「72点・・・」とつぶやく黄昏の使者に明日架はもう一度ちくわ占いをはじめます。

これによると・・・「このフラグメントにはきょうちゃんがいるかも!?」という結果が。

さっそく明日架は自宅に戻ります。

でもきょうちゃんはこのフラグメントにもいませんでした。

どうやらきょうちゃんがいなくなったのはたくさんのフラグメントで共通、タイミングもだいたい一緒でしょう、そして家族が部屋をそのままにしてきょうちゃんの帰りをまっているのも一緒、違うのはかけふとんの色だけ。

黄昏の使者もいろんなフラグメントをめぐってきょうちゃんの姿をさがしていたようですね。

このシーンの演出がなかなか他のアニメでは見られないSFらしさを改めて感じさせる描写となっているインパクトの高さ。

絵コンテ大沼心のシャフト的描写をご覧いただきたい

このシーンから描写がいきなり大転換します。

この回で絵コンテを担当した大沼心さんのシャフト的心理描写が光るポイントですね。

突然作風がまた違う一面へと変わったと思ったらそういうことでした。

明日架「今まではダメでも、次のフラグメントではきょうちゃんと会えるよ!」

黄昏の使者「そんなの無理に決まってる」

明日架「決まってなんかない」

わずかな希望を抱いている明日架と無理だと言い切る黄昏の使者。

明日架は諦めたくなかったんですね、どこかにきょうちゃんは必ずいると信じています。

ですので、黄昏の使者のように表情を消し、明日架の持つ希望をきょうちゃんを探すためにフラグメントをまたがって戦う方向に性格を全振りしたのがシリアスカといったところですね。

こんなシーンどこかで見たと思ったら、化物語とか、あとはefのOPを思い出しました。(どちらも大沼心さんが監督)

モノクロにしたり、真っ黒背景で目のドアップにしたり、多重分割したり、切り刻んでズラしてみたり、涙をワインのように注いでみたり、金沢の名所をブラしてみたり・・・

ここだけなんだか有名監督のアニメ映画のスクリーンを見ているかのようでした。

それにしてもこの演出のシーン、私がアニメ感想を書き始めるようになってから初めて見ますよ。(全て見てないだけで他の作品であるかもしれないけど)

他のどのアニメでも終始背景ごちゃごちゃの無難なシーンが続いてきただけに、グッと攻めてきてますね・・・

2人の心象を描いているので描写も実にシンプル。

このシーンでわかったのは4つ。

・きょうちゃんが行方不明になった日、家に帰ってきてから明日架が大泣きしたのはきょうちゃんを失って悲しいのではなく、自分のせいだと大人たちに思われないため

・明日架が味噌屋を継ぐことに決めたのはきょうちゃんを見失ったことと自分のために泣いたことへの罰として

・黄昏の使者が感情を捨てることにしたのは同じ理由。

・黄昏の使者が黄昏に招かれたのは周りが誰もきょうちゃんのことを話さなくなったことで、最初からいなかったことにされつつあったから、すべての人がいなくなっても同じことだと考えるようになったため

(このときに黄昏に触れたことで自分のフラグメントを消滅させ、黄昏の使者になったようだ)

そう、明日架と黄昏の使者、それとシリアスカもそうなんですが、自分のせいできょうちゃんを失った自責の念から重い十字架を背負うことを決めたんですね。

どんな背負い方なのかはそれぞれ違っていて、一人は自分の気持ちに嘘を付き自分にある可能性を捨ててきょうちゃんの生き方をなぞろうとし、一人は感情はおろか全てを捨ててこれまた可能性を諦めて世界全体をも消し去り、一人はフラグメントをまたがり必死になってきょうちゃんを探すようになった・・・

でも十字架を背負うのはここまで。


黄昏の使者からの解放

さあ、明日架が黄昏の使者を解放する時が来ました。

黄昏の使者が導かれてすべてを捨てた一方で、明日架はたくさんの友だちに囲まれてさらには部活(未満の研究会)まで作っていた、それが黄昏の使者にとっては心底うらやましかった、ずるかったのが叫びに現れるように。

でも明日架は返します、たくさんのフラグメントを行き来して自分の可能性を感じた、だから背負っていた十字架を投げ捨てきょうちゃんのことを言い訳にはせずに自分と向き合う決断を、覚悟を決めたことを。

優に長年言えなかった本音をようやく言えたように、今度は黄昏の使者にも本心を伝えていく明日架。

「だからあなたもその十字架を投げ捨てて、自分のやりたいように生きていいんだよ、たまに思い出して大泣きしていいんだよ、きょうちゃんは、自分の心の中に生き続けているんだから・・・」

明日架が黄昏の使者に優しく諭したことで、黄昏が消滅、最後は語らいでの結末となりました。

最後は自らが楔となり黄昏の使者を罰から解放しちゃったよ!

 

黄昏の使者に最後に言った言葉は「あなたもずっと、私のここ(胸)にいるよ」ですね。

(直後におなじセリフを言ってる)


これ、どこかで見覚えがあると思ったらやっぱりクロノクロスのラスボス戦でした。

あちらもラスボスとまともに戦うとそのままバッドエンドでエンドロールとともにみとせのりこの歌が流れる、真のエンディングを見るには戦わずにとある行動を起こす必要がありました。


結局のところ、11話まで張り巡らされた謎は何も解かれていません。

予想以上にあっさりとした終わり方でちょっと驚きさえ感じます。

分かるのは、黄昏の使者が呪縛から解かれて明日架とひとつになったことで、今後黄昏が発生することはなくなったことですね。

ただ、外野が謎をとこうとしてきょうちゃんを見つけようとしたりだあだあ言ったりしたところできょうちゃんは見つかりませんし、帰ってくるわけでもないので、明日架はひとり十字架背負って全てをなかったことにしたりフラグメントを渡り歩いてきょうちゃんを探そうとしたり他人の人生を生きようとするなんてことはせず、優の前で本音を吐くことで自分が考えている、やりたいことをありのまま生きようと決意した、こちらをメインに少女の成長物語を描いていったとすれば納得がいきます。

最後はエンディングテーマ曲、「壊れかけのRadio」の歌詞のように明日架も少女から大人にまた一歩前進したんでしょう。

正直な話黄昏の王の正体は特定の誰でもないんですよ。

私、そしてあなたの自分の心から可能性の全てを捨ててしまえばそこに黄昏(日が沈み暗闇になる直前)が生み出されるといってもいいでしょう。

明日架の場合は別フラグメントの明日架が周りの大人達がきょうちゃんの会話をしなくなった、もういないかのようにみんな過ごしている、そこから全ての可能性を捨てたことにより黄昏が生まれた、それは自分のフラグメントだけでなくいろんなフラグメントを侵食し消し去るほど強い感情だった、だから可能性をいまでも捨てていない、あかね(のぼりはじめた朝日)がさすどこかのフラグメントの明日架が解放してやる必要があった。

これで黄昏の全てが解決しましたね。

もしかすると黄昏の使者が解放されたことで、消滅させられたシリアスカのフラグメントも復活したのではないかと推測します。

相変わらずきょうちゃんを探しているようですが、ラストのシーンで人知れず明日架の味噌屋からお味噌を失敬しているようで。

よかったよ、優に託したヘッドホンステレオをまた使うときが訪れました!

優も本音を話してくれた明日架のことを信じていたからこそみあ、奈々、クロエをあそこで止めることができた、もしあそこで黄昏の使者と戦ってしまったらやられてしまい、そのまま黄昏に飲み込まれていたことでしょう。

エロユウちゃんの正体は・・・結局明かされずじまいでしたね。

今回1秒たりともでてきていませんでしたからね。

ただ、優は明日架の全てが好き、これがエロ方向に全振りされたのがエロユウちゃんなのは確かです。

でも明日架は明日架でもシリアスカを毛嫌いしていたのは・・・反りが合わなかったから?

 総評

あかねさす少女がとうとう終わりました!

最初はビミョウな作風だと思っていたんですが、黄昏ってなんだよ、なんか金色の世界で特殊な服着た人が戦ってるよ!同じ顔の少女が2人3人もいるよ!4:44に御神木の前で周波数に合わせて呪文を唱えると他のフラグメントに行けるってなんだよ!と考えていたんですが、回を追うごとにハマってしまった自分がいました。

この作品を選択したのは間違っていたのか?とも思いましたが、9話以降大化けしてビックリしましたよ。

考察した点はすべてなかったことになりましたけどね!

明日架のノーテンキな性格は悪い方に動くこともあればいい方に動くこともあった、とくに最後は黄昏の使者の解放にまで動かす原動力になってたのが印象的。

12話最後、アストラルモジュールのテープの部分が出現しましたがこれで明日架も変身できるようになった、いうなれば一つ成長したということですね。


結局きょうちゃんは本編内では見つかりませんでしたし、行方不明になった理由も謎のままでしたが、理由がわかったとしてもきょうちゃんはやっぱり見つからなかった、この事実がわかり明日架は受け入れることにした、これだけでも立派な収穫です。

まあ伏線が回収されなかった要素は多々ありましたが、終わり方がよくて感動を覚えました。

ありがとうございました!

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