【キャロルアンドチューズデイ】第3話感想:大物DJとのフィーチャリング作戦は無事に失敗しました

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キャロルアンドチューズデイ第3話「Fire and Rain」の感想です。

前回はシティーホールでゲリラ演奏をしたキャロルとチューズデイの様子がホールのPAにより盗撮されて動画サイトに投稿され、それがまたたく間にバズって自称敏腕マネージャーだという男の元へ届くようになった。

その歌声を聞いた男はなにか可能性を感じ、翌朝(早朝ね)さっそくスカウトへ向かったストーリーでした。

それでは第3話も見ていきます。

 

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第3話あらすじ

キャロルとチューズデイの前に突然現れた男・ガス。自称敏腕マネージャーのガスは「お前らには才能がある」と2人のマネジメントを買って出る。では、どうやってキャロル&チューズデイを売り出すのか。時代遅れのアイデアばかりのガス。そこでAIプログラマー・ロディの「大物DJにフィーチャリングされる」というアイデアが決まってしまう。ロディのコネで、キャロルとチューズデイは人気絶頂のDJアーティガンに直接売り込みにいくのだが…。

キャロルアンドチューズデイアニメ公式サイトより~

時代背景は近未来、でも展開はド平成

あ、この作品のサブタイトルって、実在の楽曲名から取られているのか。

公式サイトにある第4話のサブタイトル「Video killed the Radio Star」でようやく分かりました。

で、サブタイトルの要素がエピソード内に含まれている。と。

今回の場合は書く順番的にネタバレになってしまいますが、後半でキャロルが持ち込んだ楽譜を火で焼いたらスプリンクラーが発動してしまう点がサブタイトル回収となります。

さて、今回はホールでのゲリラ演奏の動画を見た元名物音楽プロデューサーのガスに突如スカウトされたキャロルとチューズデイの2人が有名になるためにガスのコネで持って大物DJのアーティガンに自身を売り込みに来たけれども、アーティガンに音楽を聞かせる機会すらなく門前払いされてしまうエピソード。

アーティガンはヒット曲作りのためにAIに多額の投資をしてきた人物。

売り込みに来たキャロルとチューズデイに対し、聞く前から彼女らの楽曲をありきたりで単純で聞くに堪えない代物だと吐き捨てます。

AIで楽曲を作る人間にとって、音楽は字の通り音を楽しむのではなく単なるビジネスで、リリースした楽曲が音楽配信なりCDなり(火星にCDがあるか不明だけどなさそう)で売れなきゃ意味がない、多額の投資が回収されない、そんな代物と化していました。

アンジェラがムリな体制で発声練習をさせられているのも、人に音楽をあわせて売っていくのではなく、反対に売るための音楽に人をあわせるようになったから。

人ありきではなく音楽ありきになったからなんですね。

もう素人に毛が生えたようなレベルの人間の有象無象の売り込みなんて、AI世代の音楽家にとっては2世代くらい前時代のものだと考えているんでしょう。

ありきたり、つまらない、似たようなフレーズ、似たような歌詞、似たようなシンセリフ、まるっきり同じなサビ(ユーロビートの世界では似たようなシンセリフやサビの曲がたくさんある)、答えは常に見つからないものor探しているもの、声は常に届かないもの、言葉は常に伝わらないもの・・・


なんかのTV番組で音楽を皮肉ったようなネタを見たことがあるんですがなんだったかな・・・

思い出しました。

先月3/27にフジテレビで放映されたENGEIグランドスラムでお笑い芸人のジャルジャルがやってたショートコント、「音楽オーディション」ですね。

これは歌手志望の若者がレコード会社のオーディションにおいてプロデューサーの前でオリジナルの楽曲を歌うネタなんですが、プロデューサーにはどの曲の歌詞もメロディーもタイトルも先の展開がスラスラと読めてしまう、なぜなら、これまでのオーディションで数千数万と聴いてきたプロデューサーにとって若者が作ってきた楽曲がどれもありきたりで素人の域を抜けきれていないから。

お笑い芸人でもネタにするくらいですから、楽曲がありきたりで最初は才能ないから門前払いされるネタは音楽ものの作品においては鉄板中の鉄板、王道中のド王道ですよね。

ド王道すぎてしまっているために陳腐化しているのも確かですが。

ここにAIを挟んでくるとしたら・・・AIが作った売れる曲を寄せ集めてこんな曲なら売れるだろうと楽曲を提供されて嫌々ながらも歌ったはいいけれど、耳が肥えたリスナーにとってはあまりにもありきたりすぎるフレーズの連続で鳴かず飛ばずの下積み生活を送ることになるとか、これまたド王道の展開ではありますがこんな感じになっていくのかな。

しかしそれだととあるミュージシャンの苦労、苦悩を描くことになる平成どころか昭和の音楽ものの作品みたいでイヤですね。

もう元号は5月から令和だってのに価値観が昭和止まりはいくらなんでも古臭すぎます。

昭和の価値観はもう一切合切捨て去らないといけないんですよ。

いま音楽業界において大ヒットしてる米津玄師は別名義でボカロPとしてインターネット上でインディーズの音楽活動を始めてインターネットユーザーから人気を集め、そこからメジャーデビューして2018年紅白に出場と商業的成功を収めている歌手なんですが、インターネットの時代においてはクリエーターの音楽性をボーカロイドに求め、そこから人気になったPがメジャーデビューに発展することが少なくないので、こういう切り口で描いていったほうがよかったのではないかと思うんですが・・・

ヒャダインこと前山田健一もやはりニコニコ動画の投稿で有名になり、メジャーデビュー後は幅広い歌手に楽曲を提供していますしね。

(前山田健一作曲の「わが名は小学生」のBPM55、110、220の変速はバケモノだよ・・・特に太鼓の達人の難易度「おに」な)

もはや下積みはプロになってからではなく、みな素人時代にほとんどやってしまっているんですよ。

でもそれだと今度はストーリーにジェットコースターのように存在する浮き沈みが全くなくなってしまい、それはそれでつまらないと離脱者が多くなってしまうのかなあ。

若い世代を中心に苦労することは美徳どころか反対にただの汚点になる価値観になろうとしてるいま、やはりオジサンが作ると苦労が中心になってしまうのかもね。

ここからどう広げていくのだろうか。

第4話でもお会いしましょう!

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