【どろろ】第5話感想:百鬼丸とみおの出会い、でもみおは・・・

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どろろ第5話「守り子唄の巻・上」が放映、配信されました!

前回第4話は百鬼丸が耳を取り戻した回だったんですが、その裏には兄妹のドラマがありましたね。

今回のストーリーはどんな内容なんでしょうか、見ていきます。

 

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第5話あらすじ

慣れない「音」に苦しみ、妖怪との戦いで傷を負った百鬼丸は、ミオという少女に出会う。彼女は戦で親を亡くした子供の面倒を見ており、百鬼丸も世話になることになった。だが近くに鬼神がいると分かった百鬼丸は傷も治らぬうちにその退治に向かう。


どろろアニメ公式サイトより~

アニメを見て久しぶりに精神をやられてしまったストーリー

今回は耳を取り戻したことでポンコツ化してしまった百鬼丸。

私達は何気なく聞いてる音、声も百鬼丸にとってははじめてのもの。

いままでは環境音はもちろんのこと聞きたくもなかったものも一切聞かずによかったんですが、これからは反対にいよいよ聞こえるようになってしまうわけですからね。

雑念が耳から頭に四六時中入ってくることになります。

いよいよ妖怪ですら倒せなくなるほどにまで弱体化してしまいました。

そんな耳が聴こえるようになった百鬼丸が聞いたのは女性の歌声。

その方向に行くと・・・川にいたのは一人の女性だった、名前は「みお」といいます。

みおは廃寺で戦で焼け出された孤児を多数集めて世話をしていた、体調があんまり優れないのは・・・夜に働いていたからなのか。

夜勤を始めると体に悪いですよ、なんてったって、四六時中眠たいですから。

確かに深夜手当が時給の25%もらえる、賃金はいいんですが、こんどは寿命がゴリゴリ削られます。

連日終電まで残業続きのブラック企業づとめのサラリーマンとどっこいどっこいなのでは?

女性が夜に戦場で働くと言ったら・・・まあ、アレになりますよね。

最低限孤児を何人も育てられるほど金払いがいい仕事と言ったら、売春です。

ということは川にいたのは・・・堕胎のためですか。

それともまだそこまではいってないか!?

これだけでみおがワケアリなのがわかりますね。

どろろが描く戦国時代あたりにはすでに堕胎は商売として行われていたんですが、やはり高額なのか、払えない人はこうして川の水で何時間も子宮のあたりを洗って冷やして堕胎をしていたようです。

というよりこの時代の堕胎、医療も全く発達していなかったために階段から落っことしたり母体を傷つけないといけなかったり、かなり危険な方法で行われてます。

となると、みおが歌っていたのは堕胎するお腹の子に対してのせめてもの鎮魂歌だろうか。

そして最後、みおのあとをつけていったどろろは見てしまったんですね、みおが武士に金で抱かれている生々しいシーンを。

3人の武士に体を固定されてなすがままにされているところを。

さすがに武士もふんどしをしていましたし、みおの着物もはだけていなかったので描かれていたのは前戯の段階でしたが。

アニメ=子供向けという固定観念を取っ払った、昭和の作品ではとても描けなかったであろうとても生々しいシーンまでもが克明に描かれています。

これで序盤になんでみおが朝、川にいたのか分からなかった方も分かったでしょう。

ここまで描いてきているのであの歌は廃寺の孤児には絶対に聞かれない、みおの悲しくもはかないものにしか聞こえなくなってきましたね。

悲痛の叫びと言えば百鬼丸も足を食いちぎられてしまいました。

このときの叫び声が百鬼丸の第一声。

すでに神経もあるので、痛みがダイレクトに伝わってきます。

痛みに痛みとかいう2重苦で終わってしまいましたよ!

これ、みおは敵陣でも売春をはじめたから、スパイ疑惑かけられていそう。

すでに事情を知ってる人間であれば大金出してみおから敵の情報聞き出していそうだもの。

うわ、これ、スパイで殺される結末が見えてくるよ・・・

2019/2/5 21:06追記

いや、しかしこの話、私の精神にかなり深刻なダメージを与えていますね。

速報を書いた後に外出したんですが、この間何回もあのラストのみおが武士3人にからだを押さえつけられ、されるがままに行為がなされていくのを歌うことで精神を無理やり安定させているあの生々しい描写がフラッシュバックしまして、しかもそこに、廃寺にいる7人の孤児のことを重ね、その上で、戦国時代当時の独身女性がどうやって孤児たちに食べものを与え、養っていくだけの大金を稼いでいるのかを考えるとくるものがありました。

(これ以前に凌辱ものの描写があるアニメを見てしまったのも理由だったりします)

当時にも町には接客を中心に女性向けの職業はたくさんあったんですが、山奥の廃寺にいるってことは町に出ないといけないからそれらの仕事はムリ、しかも賃金は安い。

と考えると、できることはおのずと絞られてきてしまうんですよね。

しかもみおはあらすじにあるとおり、「少女」でしょう?

10代後半あたりを想定すればいいでしょうか。

やはりこれといって特徴がない少女が大金を得るためにいち早く思いつくのは「体を売る」というのは今も昔もかわらないということなのか・・・

そして秋葉原の電気街口の某免税店の外壁にMXビジョンがあって、そこで東京MXの番組の宣伝映像が流れてくるんですが、定期的にかかってくるわけですよ、この番組のエンディング曲が。

もう時間帯も日没前後、しかも曇天ということもあって暗くなるのがより早くなってくるんですが、ここでまたダメージを受けてしまいましたね。

原作ではここを濁していた、読むと分かるような描写にとどめていたということなんですが、シリーズ構成を担当している小林靖子さんは掘り下げて具体的な描写をしてきましたよ・・・

果たしてこの夜の「仕事」を見てどうお考えになっただろうか。

被害者?確かに戦争で村が焼かれ、両親を失った孤児は被害者なんでしょうが、敵陣にも行くくだりを見る限りでは、みお自身はこの仕事を能動的に考えているんですよね。

私は自分やこの子たちを育てていくためにこの仕事を選んだ!とでも言いたげな。

みおの魂が白く見えたのもそれが理由の1つにあげられますか。

さすがに実際の描写ではかなり苦痛に満ちた表情をしていましたが、敵陣の兵は荒くれが多いとどろろが言っていたので、あそこまで際どい行為は初めてだったとかそんな感じなのでは?

堺の陣の兵からの待遇はもっと手厚かった可能性もありますね。

どろろは幼いながらもあの仕事の光景を見てしまってどう感じたんだろう、あそこから行為が進み、男も女も丸出しになり、あれが売春のシーンだと分かったら仕事に行くことさえ止めに入るんだろうか。

いやいや私なら場に乱入しようにも、一気にいろんな感情がとめどなく湧き上がってきて涙が浮かんできて絶対にあの場から動けないし、あまりにもこわくて決して言い出せないぞ・・・。

ところで、この地で戦が絶えないのも、やはり百鬼丸が体を取り戻している過程で訪れる災いからくるものなんだろうか。

みおについては語りましたので、こんどは百鬼丸に話を映しましょうか。

百鬼丸は前回の戦いで耳が聞こえるようになったんですが、脳が音を音と認識するまではずっと耳には環境音ともノイズとも泣き声とも地鳴りの音とも判別ができない、何がなんだか分からないものが聞こえてくるわけですから戦う集中力すら削がれてしまいますよね・・・

後半はみおたちが住む廃寺にて滞在し、琵琶法師が見つけたアリ地獄に潜む妖怪を倒すことになったんですが、このときに痛みのあまり叫び声をあげていたということは、どうやら冒頭の怪鳥との戦いで琵琶法師が切りつけて退治したときに口を取り戻したようですね。

詳しい描写はありませんでしたが、冒頭の怪鳥退治はどろろが金の話(礼金の話をちょこっとしていた)をしていたことから、今回も第2話のようにどろろがどこかの村で妖怪退治の案件をもらってきたんでしょう。

ですが今まで声を出したことがなかった百鬼丸にとって、声の出し方なんて分かるはずがありませんから、はじめて出した声が右足を斬られた激痛による叫び声、悲鳴というのもこれも自然のことですね。

しかし、つい数週間前に取り戻したはずの右足が再び奪われる脚本なんて誰が想像したよ。

しかも今回はこれは別の機会に取り戻されるのか?

一度取り戻した体の部位は再度奪われても二度と取り戻されない、小林靖子さん脚本ならここまでやってくるはず。

最後は百鬼丸とみおの関係についてですね。

普段は環境音ですらうるさく感じる百鬼丸がみおの歌にだけは心地よさを感じる、だから歌をもっと聞いていたい、ああ、まだ遠くに行かないでくれ、これで恋をしていることを表現しているとはなかなかにいい演出しているなこれ・・・

百鬼丸が恋をしたきっかけは一体なんなんだろ、やはり川に落ちそうになった自分をここまで助けた、そのやさしさに触れたからだろうか・・・

心理的に、好きな人の声だけはずっと聞いていたい、落ち着く、癒やされるといわれていますからね。

私も遠くに住んでいる交際していた彼女には2日に1回くらいの頻度で電話をしていたなあ・・・

百鬼丸はその歌声を川で最初に聞いたときに手を差し出したということは、この心地よさの中にみおの心にある悲しさやら感じるものがあったんでしょうね。

みおの方ですが、どろろから百鬼丸は魂の色が見える、汚い色をしてるんだろうな~ということを聞いて動揺し襟をなおしているということは、やはり子どもたちのために夜な夜な自分の体を武士に差し出して物を乞うている自分の魂は汚れていると思っているんだろうな・・・

こう考えるとあの歌にはやっぱり私の精神にくるものがありますね。

この一連の話の結末ですが、予告を見たところ、廃寺が燃やされているのを見たのでやはり子どもたちもろともみおは敵陣に行ったことが知れ渡ってしまい、いろいろ理由をつけて堺の武士により焼き殺されてしまう運命にあるのか・・・

1969年のアニメ旧作では2話のBパートの約7分間だけだったこの話をまるまる2話使い、しかも原作や旧作ですら全く描かれなかったみおの「仕事」という具体的なシーンを現代において逃げずに描いてくるとか、いや、この作品、やっぱり強いよ・・・

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