荒野のコトブキ飛行隊第5話「」が放映、配信されました!
第3話、第4話はラハマの町長が代々乗っている雷電をエリート興業を名乗る空賊に奪われてから敵のアジトに行って取り返すまでの話でした。
エリート興業戦も終結して雷電は無事取り戻され、社長が改心を決めたことで終わりましたが、さて今回からはどんな話になるのだろうか!?
レオナ回だけどキャラクターの説明は巻き巻きだよ!
今回は一応レオナ回ではあるものの、会話のテンポを早くして、キャラクターの掘り下げに必要なセリフを減らしてまで巻いてきています。
なので前半の会話、ドラマがメインのパートの展開は他の作品と比べると非常に速いです。
視聴者はこの会話の速さをどう感じているか、ですね。
キャラクターのことをじっくりと描いてほしいのかどうかですよ。
コトブキ飛行隊は6人いるのにすでに5話目なのでキャラクターの追求は1人1話くらいしかなされませんよ?
まあ前回、昔はどうだったとか含みをもたせたセリフがありましたが、あれはやはり場を切り抜けるためのハッタリ、作り話だったのではないかと推理をしています。
ちなみに今回は、レオナがかつて参戦していたリノウチ大空戦で、1人で12機もの戦闘機を落としたことで名を馳せた戦場の奇術師ことイサオに助けられたことで恋のようなものを経験した、と。
イサオは今は会社社長を務めているけれど航空隊所属時代、エースパイロットだったのか!
初見時、悪いやつには見えませんでしたが、やっぱり味方側の人間でした。
だから彼女の今回の戦法、というか本性は敵をロックオンしたら手当たり次第に攻撃をしかけていくことだったわけですね、かつてのあこがれ、イサオのようにエースになりたいがために。
今回のエピソードで必要な情報だったのは、なんとこの点だけ!
やっぱり視聴者にサラウンドで聞かせたいのは女性声優の作った演技の、ジブリ宮崎駿監督が敬遠しているような声よりも、昭和の日本の戦闘機のレシプロエンジンの音ですよね。
女性監督や他の男性監督ならそうはいかない、このへんの恋模様、キャラクターを重点的に描くんでしょうが、水島努監督ならその逆で、ガルパンの戦車のように、今作品でも空戦の方を自由に描きたいよね。
今回はわりと大きめな市街地の上を戦闘機が飛ぶ、しかもまたまた戦闘機の種類が増え、陸軍の四式重爆撃機(飛龍)が登場してきました。
あとCG制作に使うコンピューターの性能が上がってきたのか、戦闘機の数やCGになったキャラクターの数も徐々に増えてきています。
うんうん、分かりますよ、この作品のメインディッシュは空戦ですから。
1話で他作品なら必ず行われる登場人物の紹介、世界観の説明すら捨てていきなり見せたいものを重点的に描いてきていますからね。
この作品では飛行隊のメンバーのキャラ説明に踏み込むよりも、いかに爽快感のある空戦を描けるかを徹底的に追求する方針にかじを切ったようです。
なので今までのエピソードの空戦でもあんまり飛行隊のことを深追いや考察しないように描いてきていたんですね。
レオナの恋模様などフランス料理のフルコースにおける前菜、サラダのドレッシングの1つにすぎませんし他の会話はすべてコーンスープのようなものでしたか。
航空機も好きな私としてはこの方向性が正しいと思っております。
女性キャラのキャラクター性がウリの作品は今期40作品も新作があるなかで、他にごまんとありますからね。
それはそちらに全ておまかせするとして、この作品はアニメオリジナルということもありますし、水島努さんがとことん作りたいものを作ってしまえばいいのです。
一応世界観ですと、どうやらこの世界には海がないようです。
おそらくは昔起きた何かの異変で海が全て干上がってしまったんでしょうね。
だとしたら何が起きたんだろう、地球表面の7割は海だと言うのに。
かつての海底だった場所がいま何も開発されずに棄てられた荒野になっている、その可能性があります。
だとすると、この地球の二酸化炭素の量、海水が吸収しなくなったので高くなっていそうなんですがそこらへんは深堀りされていませんでした。
ブユウ商事
今回会話に出てきた「ブユウ商事」の名前ですが、あっ、ブユウには悪い思い出がありますね・・・
ブユウと聞いて「武遊」が出てきたらあなたはいもいも視聴者ですね。
※武遊はいもいもこと「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」で作画崩壊を引き起こしてしまったアニメスタジオ、この作品の場合おそらく低予算で請けられたのがここで、中国の弱小アニメスタジオに制作を丸投げしたからだと思われる、なんと新プリキュアの制作の一部も担当していたが・・・
次回はどういう展開になるのかなこれ?
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