【この音とまれ!】第7話感想:さとわと妃呂のどす黒い裏事情も実は楽しく箏が弾きたかった

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この音とまれ!第7話「重なる音の葉」の感想です。

前回は教頭からの約束である箏曲部の龍星群の演奏で生徒たちから大歓声と拍手が沸き起こったことでとりあえずの部の存続は約束されました。

そこへ、いままで一度も話に出てこなかった顧問と、あとは新入部員として妃呂が加入。

しかし、妃呂はとんでもない過去を抱えていて、それが理由で周りから最悪の暇つぶしとも称される部活クラッシャーになってしまっていた、

一方で風邪をひいて学校を休んだというさとわの家に行く愛、なんとその家は、豪邸ではなくボロアパートだということがわかった、そんなストーリーでした。

妃呂により部活が引っ掻き回されようとしている、果たして部は存続できるのか!?

それでは見ていきます!

第7話あらすじ

体調を崩して休んださとわにプリントを届けに行った愛。しかし住所のメモを頼りにたどり着いたのは、どういう訳かオンボロアパートだった。
熱にうなされ過去を夢にみるさとわ。
愛する母のため、箏に打ち込んでも打ち込んでも、すれ違い遠ざかる親子の距離……当時のさとわは一縷の望みを託し、一か八か行動に出たのだが――。
一方、箏曲部をバラバラにしようと目論む妃呂は、さとわの秘密を皆に暴露しようとする。

この音とまれ!アニメ公式サイトより~

さとわと妃呂の過去が明らかに

今回はさとわと妃呂の過去が明らかになった回でした。

愛の予期せぬ突然の来訪に驚いた暴れまわった挙げ句ぶっ倒れてしまったさとわ。

偶然にも愛はさとわの過去の箏の演奏が撮影されたという動画ファイルが収録されているDVD-Rを見つけ、勝手に再生します。

同じ頃、熱に浮かされていた(熱にうなされるは誤り)さとわは過去の夢を見ていましたた。

その過去とは・・・

鳳月会の家元であるさとわの父親が若くして亡くなり、母親が家元を継ぐことになりました。

幼きさとわの自作曲を聞いた母親はその悲しみから立ち直るものの、今度は旦那が家元でない鳳月会は鳳月会じゃないと退会者が続出してしまいます。

よろしくない評判も聞いてしまった母親はさとわへの練習もつい言いすぎてしまうことがあるものの、さとわはメキメキと実力をつけていき名演奏者がいると知ると一転して高評価へ。

そんななか、一人の年配女性が明らかに嫌がらせをして鳳月会を貶めようとしていました。

箏の練習も徐々に厳しくなり、さとわは友達とも遊べなくなり、最終的には友達を失ってしまいます。

中学に上がったさとわは新しい友達もでき部活見学に行くも、母親からは部活に入らなくても済むようにしたと勝手に手続きが行われていた、この出来事を境に徐々に親子というか、師弟におけるすれ違いが始まります。

その一方で例の年配女性はお小言で家元つぶしに走る、そのストレスがさとわの指導にもろに現れるように。

進学する高校も母親により音楽のエリート校を一方的に選ばされてしまう、ある日のコンクールでさとわはお題の八重衣を演奏する予定も、本番になり突如別な曲を演奏し始めます。

おそらくはこれが幼きさとわの自作曲かな。

年配女性のお小言を起因とするどんどん離れていく親子の距離、それでも母親の笑っているところがもう一度見たいさとわはエントリーと違う曲をひいたら失格なのを承知で演目を変えたんですが、母親には全く伝わらず。

さらにお小言ババアの嫌味は止まらず・・・

一方で妃呂も妃呂で闇を抱えていました。

これはさとわの過去とセットで描かれていまして、妃呂が祖母から聞いた話をもとに、箏曲部をぶち壊そうとしていきます。

妃呂がさとわがずっと隠していたことを暴露する直前でさとわが自らその隠していた過去を明かします。

それは・・・さとわは「鳳月会を破門されている」ことでした。

そう、あのあと、さとわは母親との溝が全く埋まることなく鳳月会を破門、家も追い出されたことでボロアパートで一人暮らしているようになったのです。

驚愕の事実に驚き言葉が出てこない男性陣、これで妃呂は部活が潰せると自信満々な表情を見せますが、武蔵から出たのは予想外にも「話してくれてありがとう!」の言葉でした。

母親のことになると口をつむいできたさとわ、その理由が武蔵たちにもようやく分かったわけなんですが・・・そうよね、破門された事実が明かされたくらいでいちいち揺らぐ、そんな安っぽい、もろい関係じゃないよね、部員たち。

反対に今度は音色で母親に改めて認めてもらおう、破門を取り消してもらおうとそういう決意も生まれたのでは?

よりいっそう深まった部員同士の結束に計画がおじゃんになったと妃呂は逃げ出した、それを追いかける武蔵。

本性を出した妃呂に対し、「よっぽど暇なんだね」と返した武蔵。

妃呂の過去も明かされたんですが・・・実は中学時代の妃呂は転校してきた女の子からあることないことを言われ、友達全員と彼氏から縁を切られてしまった、友達はともかく、特に自分を守ってくれるはずの彼氏からも縁を切られその女の子と付き合うようになったとなったらそら中学生の少女だったらもう不登校レベルになるし、あいつら全員死なねーかなーになるわな・・・

最悪自殺する人も出てくるパターンではあるんですが、妃呂の場合それはネチネチと仲間だの友情だのくさいセリフを吐くグループをぶち壊しにする、人間関係クラッシャーの方向へと動いてしまったようです。

今までであればつつけばすぐに壊れることに快感を覚えていた妃呂も今回は壊れなかったので、半ば自暴自棄になっていませんかね・・・

翌朝、妃呂は「理由があるならちゃんと聞くから話してほしい」と武蔵に言われます。

しかし、理由なんてないと妃呂は逃げ出してしまいました。

それを傍らでこっそり見ていたさとわ、廊下で箏曲部に入った理由をある日偶然にも見かけたコンクールにおいて「あんまりうまくはないけれど楽しそうに演奏をする姿を見て、この部に入部したいと思った」と妃呂に話します。

それは先の全校集会で龍星群の演奏を見た妃呂も同じなのではないか?の問いかけも兼ねて。

さとわ「2日連続でサボるとは印象が良くないですよ」・・・あっ、これ、10分前に見たやつだ!

コンクールのあと、2日連続箏の練習をサボったことについて母親から言われたことだ!

ここで、かつて母親から言われた側から、こんどは先輩に向かってですが言う側になるとは。

放課後、箏曲部のドアを開けようとするもためらう妃呂、「(部室に入っていいかは)俺が決めることじゃねえ」とちょうど部室にやってきた愛がドアを開けて受け入れる準備を整えていきます。

そしてさらに部室には、妃呂が来るのを待ってました!と喜ぶ武蔵を含む男子部員全員の姿があったのでした。

展開は・・・どちらかというと少年雑誌というよりは、妃呂のねちっこさにおいては少女漫画に近いものがありますか。

自分が関係をぶち壊されたからと言って周りで結束が固まっている奴がいたらネチネチと執着してそいつらの関係をぶちこわす、なんちゅう根性が曲がった女だよ・・・

ぶちこわされた方もぶちこわされたほうでそれだけの対して深くもないつながりしかなかったってことになるんですけどね。

さとわも妃呂もシーンは違えど、どちらも箏曲部の面々が楽しそうに演奏をする姿に惹かれ、入部を志望してきたんですね。

さとわは家元である母親から破門され、いっとき箏からは離れていたけれど箏だけは大事そうに家で保管をしていたことから、箏を忘れていたわけではないことが分かります。

妃呂は中学時代のことがトラウマで箏曲部員の関係をぶち壊そうとしていたんですが、本心ではみんなと一緒に楽しく箏が弾きたかったんですよ。

みんなで一緒に楽しくなにか一つのことを成し遂げたかったんですよ。

ずっと尾を引いていたトラウマを消してくれたのが武蔵と言ってもいいでしょう。

これで2人の女子部員のことが一気に掘り下げられましたので、次回からはいよいよ大会に向けた箏曲の練習に入りますでしょうか。

それでは第8話でもお合いしましょう!