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【この音とまれ!】第8話感想:さとわのライバルキャラかずさ登場

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この音とまれ!第8話「みちしるべ」の感想です。

前回は新入部員の妃呂がなぜに部活クラッシャーになったかが判明したエピソードでした。

妃呂は中学生の時に転入してきた子により大嘘をつかれたことにより友達や彼氏を失ってしまいました。

その一件から絆だの友情だのそんなものは簡単に崩れるものだ、なんだったらいますぐにでも壊せると同じことを他の人にやってきたのでした。

しかし、さとわが鳳月会を破門になった事実でもって箏曲部の絆を壊そうとしても壊せず。

逆に武蔵や愛によりさとわ自身が破門の事実を言ったことに感謝、はしごを外された妃呂はそのまま招き入れられるかたちで部室に入っていくのでした。

これにてさとわと妃呂の過去のエピソードも終わり、それでは第8話もみていきます!

第8話あらすじ

改めて妃呂を部員として迎え7人となった時瀬高校箏曲部は、古典『六段の調』に挑む。
“自分なりの六段”“今の自分たちのゴール”とは何か――それぞれに悩む愛と3バカ、武蔵。
大事なものを掴んで少しずつ前へ進む箏曲部が次に目指すのは、関東邦楽祭への出場だ。
部⻑として忙しい日々を過ごす武蔵だが、ずっと心の奥にしまい込んでいたわだかまりを、ことあるごとに少しずつ感じるようになっていて……。

この音とまれ!アニメ公式サイトより~

さとわのライバルキャラかずさ登場

今回はさとわのライバルキャラであるかずさが初登場したエピソード。

大会に出場し、全国制覇を目標としている部活動ものの作品においてはもはや定番のキャラクターであり、定番の展開といえますね。

そのかずさはどのような設定なのかといいますと、鳳月会と並ぶ箏の流派、華鳳会の跡継ぎなるこれもまた王道中の王道。

さとわの演奏を小さい頃から聴いたかずさが一緒に箏を弾きたいのが夢でした。

全国大会の神奈川代表に選出された演奏には定評があるという姫坂女学院に来てほしいとヘッドハンティングされたかずさに対し、時瀬高校がいいというさとわ。

さとわがヘッドハンティングを拒否したのは、この部員たちと弾くのが楽しいのと同時に、みんなの箏の演奏は自分と比較してもはるかに未完成ながらもまだまだ他の部員の実力は未知数で、聴いてる人の心を動かす高いポテンシャルを持っていると感じているからだろうか。

明陵高校と姫坂女学院の合同練習にぜひ見学に来てほしいというかずさ。

この先の展開と言ったらこれもまたド定番を突き進み、合同練習を見学し、全国大会出場レベルの高校の箏の音は今の自分達からしたら何百個も越えねばならぬハードルであると部員全員が格の違いを見せつけられてしまうことになる。

それを見て、自分たちには無理だとそこらの同好会レベルでなあなあに済ますか、それとも自分たちも追いつこうとするか。

前者ってことはまずありえないでしょうから、彼らにどうにか追いつくべく武蔵たち箏曲部が、箏の演奏に対する自分たちの答えを探しつつも実力を底上げするエピソードに移っていくでしょう。

で、いくつもあるハードルってのがこれまたゴールが全く見えないもので、いつまで経っても見えてこないゴール(だって数字のような明確な着地点がないんだもの)に毎日のようにくじけたくなってしまう、愚痴ばかりが飛び出てしまう、相撲の新弟子のように厳しい稽古、練習から逃げたくなってしまうはず。

しかし、案外、弱音を吐き出す人のほうがその後も継続できるものなんですよね。

溜め込んじゃう人が一番危ない、爆発した時に手が負えなくなるので。

高安関も稽古の厳しさに7回(父親が言うには10回以上)は相撲部屋から脱走したそうですし。

で、いよいよ関東邦楽祭で演奏する曲目も決まりました。

「久遠(くおん)」、これはトラックが大好きな方ならお分かり、UDトラックスの大型トラック「QUON」の語源となった「永遠」という意味のことばなんですが、部員の一人、久遠愛と読み方は違うけど字が一緒ってことでフィーリングを感じた武蔵がチョイスした候補の1つなわけですが、こちらを演奏することになりました。

こちらもオリジナル曲になるのかな。

さて、今回は六段(六段の調べ、八橋検校作曲、箏曲の祖とされている)に対する答えを見つけようとする武蔵たち男子部員の面々の苦悩も同時に描かれました。

そこには顧問も同席。

ヒントはないかとさとわの六段に対する解釈を音で聞きたいという愛。

どうしたら同じように弾けるのかと求める愛に対し、同じように弾く必要はない、自分なりの六段を弾けるようになればいいというさとわ。

さとわはサラっと言ってるものの、愛たちには高度なことだという顧問教師。

箏にせよ他の楽器にせよ絵画にせよマンガにせよ写真にせよそもそも人生というか将来の夢にせよそうなんですが、明確な答えはありません。

いままでどういう人生を生きていたか、その中でどういうことを経験してきたか、何を考えてきたかで音楽や写真に対するひとりひとりの解釈が異なってくるうえ、一度こうなのではないかと求めたとしても、新しい経験をすることでまた今までの解釈をひっくり返すような違う解釈が生まれてくるからですね。

今わたしがマンガで唯一感想記事を書いているわたモテについて、ほかの読者を数百人ほどフォローしているんですが、やはり数百通りの感想が出てきて面白いですよ。

それでも人が明確な答えを求めようとするのは、答えが存在しないと不安になってしまうから。

ブログを始めると分かるんですが、人生答えがないものに対し、どこかのインフルエンサーがセミナーを開き、自身の出した明確な答えにお金を設定して支払わせるようなビジネスがやーたら多いです。

で、思考停止した人間がそのセミナーに参加して多額のお金を払う、こんな図式ばっかり。

これは人々が持つ不安を商売にしているからなんですが、商売が成り立つということはやはり誰かの示した明確な答えを知りたいんですねみなさん。

しかし、本来は一人ひとり答えというか考え方は違うものですから、やはり常に思考するしかないんですよ。

あれじゃないか、本当に一度武蔵たちは部活というか高校生の演奏ではなく、プロの箏曲家の演奏を聴いたほうがいいのではないかな。

私が趣味としている写真も上達のためにはプロの写真展や写真集を見るのがいいと聞きます。

プロの写真を見てこれはどういう意図でこの画を撮ったのか、カメラのシャッタースピードや絞りの値を決めたか、構図を選んだか、実際に考えたりカメラマン自身に聞いたりして自分なりの考えを求めていく、これが遠回りだけれども近道なのですよ。

書店で売られている数学の問題集の巻末のような明確な答えがない美術芸術ものにどのように自分なりの解釈をしていくか、この過程に楽しみを見いだせる人はこの先もうまくいきます。

さとわとともに六段の解釈に自分なりの結論を見出した愛たち男子部員の面々に対し、いまだ悶々と気になる点が残っている武蔵。

それは男で箏なんてみっともないという武蔵の弟たけるからの風当たりの悪さにあるのでした。

で、たけるはその明陵高校に通っているのな。

武蔵は入試を受けたけど、合格間違いないくらいの実力があったにもかかわらず友人たちが全員合格だったのに対し、ひとり不合格でした。

かずさにより見学に誘われた時に躊躇した理由は、入試で落ちてしまったうえ、かつての友人たちと離れ離れになったあげく、おそらく明凌高校に通う友人からはいなかったことにされているからなのでした。

姫坂女学院との合同練習に見学する形で明凌高校に行くことになった武蔵たち、果たしてかつて自身が志望した高校の箏の実力はどれほどのものなのか。

王道的な展開ではありながらも、面白さが一段階アップしましたね・・・

それでは第9話でもお会いしましょう!

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