映像研には手を出すな!第6話感想:浅草氏は作りたいものを作れ

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映像研には手を出すな!第6話「前作より進歩するべき!」感想

第6話あらすじ

製作期間は前作の3倍はあるもののロボ研から依頼されたロボットの制作にとりかかる映像研の面々、しかし、実質的にアニメを制作するのが2人ということもあってか複雑な機構のロボットを描かないといけないために絵コンテを切る作業にすでに遅れが生じていた。

アクションシーンが大雑把すぎてコンテが弱い浅草氏にかわりアクションシーンの作画は浅草氏が担当することとなり、さらに制作作業の効率化のために金森氏は安いPCを入手してきた。

SE制作も必要になり生徒会から教えられた音響部へと依頼するために金森氏と浅草氏が同行するも、音響部は大量の音源を保管するために部室を4部屋占拠していることから生徒会から退去命令が出されていた、さらに、音響を作っても活用法が見いだせずにいたためその膨大な音響を新たに保管する場所として映像研の建物の地下倉庫を提供することで合意し、音響部は映像研の一部へと取り込まれることとなった。

ついで背景を発注するために美術部へ、協力者として部員のなかから2名の女子が紹介され、彼女たちに絵コンテをもとに発注しようとするも対人スキルが苦手な浅草氏の説明ではどうにも要領を得ない、おまけに美術部もアニメの背景は未経験だったこともあり苦戦しつつもなんとか描いてほしい画は伝えられたもののこちらはどんな仕上がりになるのかは未知数。

美術部への発注に苦戦して頭がひどく疲弊してしまった浅草氏はすっかり弱気になりいままでのロボ研との侃々諤々の会議で決めていったロボットの仕様変更を懇願しようとするも金森氏が一蹴していく。

その後、ロボットの内部構造のみを変更してこの気の迷いを解決させた浅草氏は再び制作意欲が沸き立ってきたのだった。

第6話感想

今回は金森氏の名言タイムか。

アイディアが頭の中にあるんだけど具体的な映像としてコンテに起こせない浅草氏に「そこ(頭)にあっちゃいけないんだよ」

美術部との打ち合わせで苦戦して弱音を吐いてしまった浅草氏に「あなたの絵はじゅうぶんすごいです」「あんたは万人受けする画が描けるほど器用な人間なんですか」「人の目を気にせず描けばいい」「あんたがダメだと思うからこの作品はダメ」「あんたはあんたが満足できるロボットを好き勝手描くしかない」

「作品がつまらなかったら監督の責任だ」・・・は弱気になっている浅草氏にとっては逆効果に受け取られてしまう気もあるんですが。

2人ではスケジュール的にもできない作業、あるいは専門外の作業を任せるために外注することがどんどん増えてきました、商業アニメの制作に近い姿になってきましたね。

なぜここまで浅草氏が自分の監督するアニメを恐れるのか・・・それはいままでは自分たちだけでアニメを作ってきたために失敗しないように作れてきた、外部との折衝で失敗をした経験がないってのもあるんだろう。

浅草氏はアイディアを頭に溜め込むのは得意なんだけれども、それを発注するときに具体的に外部に説明することは苦手だった・・・そのために浅草氏がほしい背景の画と実際に美術部が描いた画がどこまで違ってきてしまうのか、こんどはその修正作業に苦慮することになるだろう。

そんでもって一番難しいぞ、万人受けする画を描くってのは。

だいたいどんな作品であっても高評価から低評価まできれいに極端に分かれていくものですからね、それは人それぞれ評価の軸が異なるから、万人受けする作品を作るのはどんなプロのアニメーターでも難しいでしょう。

ゲーム制作もそうですね、新作を作るときにマーケティングとしてプレイヤーからの希望要望を聞き取り入れていくと、だいたい発売されると不評を買ってしまい炎上する結末になりがち。

なぜなら、希望要望を積極的にするプレイヤーとは、ゲームを何十年もプレイしているようなヘビープレイヤーのことだから。

ライト層はゲームを楽しめればいいのでいちいち次回作や新作はこんなゲームにしてほしいと希望要望を出さないんですよ。

かといってゲーム業界がうるさいのは、制作者が自己満足的なゲームを出すとオ●ニーと言われてしまうことでもある・・・これは製作者的には売れ行き100万本は固いと自信を持っていても、プレイヤーには全くうけなかったからそう評価されるようになった例。

●ルドナルドも消費者のヘルシー志向を受けてヘルシーメニューを開発するも大コケ、結局売れたのはヘルシーとは正反対の本当にジャンクジャンクしたメニューだったこともありましたっけね。

マーケティングの話に脱線してしまいましたが、それほど万人受けするものをつくるのは難易度が高いのですよ。

それなら浅草氏も自分が作りたい作品を作ってしまったほうがいい、世のアニメやマンガ、ゲームはだいたい監督、製作者の趣味嗜好が存分に含まれているからな。

(個人的には30分アニメを使って作品のコンセプトを崩してまで日米の政治批判をする作品は嫌いだが、2019年はそんなオリジナルアニメがいくつかあったね)

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