ID:INVADED第3話感想:鳴瓢は元刑事、爆破テロの地獄絵図に魅了された冬川

●最新話の感想記事はこちらより↓↓↓●

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ID:INVADED イド:インヴェイデッド第3話「SNIPED 滝の世界」の感想です。

二棟の高層ビルの上の階で爆弾が爆発する事件が発生、犯人は連続爆弾テロ犯「花火師」の犯行だという。

ミズハノメに事件の思念粒子が補足されたことで再び鳴瓢は名探偵酒井戸としてイドの世界へ向かい、花火師を探すこととなる。

その世界は周囲を滝に囲まれている塔になっていて、同じ場所に居合わせている人はみな一人ずつ狙撃されていった。

しかし、犯人は塔の内側にいるも、滝の水しぶきが理由で狙撃手の居所がつかめなかった。

酒井戸も他の被害者と同じように狙撃手から無差別に狙われ、死ぬたびに離脱と再投入を繰り返していく。

この事件にもカエルちゃんがいて、太陽の位置とカエルちゃんの遺体にあるとある違和感(カエルちゃんの指の方向と銃が飛んでくる方向がずれていること)から、酒井戸は狙撃手が移動しているのではなく、この塔そのものが常にぐるりと回転していることを突き止めた。

さらに、酒井戸が再投入されるごとに犯人以外の被害者の数が増減し、顔もイドに出入りするたびに一度分解され、バラバラになったあとにアトランダムに再結合されていた。

捕まった犯人は以前フリーの報道カメラマンで4年前に発生したどこかの国で発生した爆弾テロの現場を撮影していて、さらにここ4年で7回も整形している冬川という男だった。

冬川が撮った写真は爆弾する高層ビルをスマホのカメラで撮る大勢の野次馬の姿。

さらに冬川は爆弾事件を起こし、大勢の人間が同じ方向を向いて同じ場所にスマホのカメラを向けるさまを空っぽ、彼らは生きていても死んでいても価値がないと表現しているが、実際は爆弾テロで大勢の人間が死ぬ地獄絵図に美しさを感じすっかり魅了されていた、そればかりか、大勢の人が死んでいるなか自分だけその光景を眺めながら生き延びていたいことを言い当てられてしまった。

その晩、冬川は自らの首を絞め、自害していったのだった。

※冬川の名はエンドロールと平川大輔氏のTwitterで確認。

事件の謎を解いていくというよりかは、犯人の深層心理の奥へと入り込んでいく、そんなストーリー。

犯人の冬川は爆弾テロをきっかけに大勢の人間が自分の目の前でバッタバッタと死んでいく姿に魅了されていた、時がたつにつれてその魅了された思いは歪み、事件が起きるたびに大勢の人間がアホみたいに野次馬として一ヶ所に集まり、スマホカメラでのんきに写真を撮ってSNSに送信する画を見てそこらへんにいる人間の生死に価値などないと思うようになっていった。

そのときの彼の深層心理をイドは狭い場所に大勢の人間を集めてひとりひとり狙撃していく、あるいは逃げ延びるために高い塔から落ちて死ぬ光景として具体的に映し出していたが、二度目の爆発を起こし、死傷者が多数出たときは現場にいながらさぞや心のなかではほくそ笑んでたことだろう。

さらに、ここに政治的思想が入ってくると、日本を転覆させて~みたいな戦後の新左翼がいっちょあがり。

しかし、鳴瓢も猟奇さでは冬川とドッコイドッコイで、冬川の投げつけた言葉を正論でブーメランのように自分に返して自害を促した、かつての同僚だった松岡が鳴瓢のことを気に入らなかったのはやはり言葉でもって犯人を揺さぶらせ自害まで持っていってしまうような鳴瓢の持つ猟奇的な一面を刑事時代から知っていたからだろう。

そしてもう一つ、鳴瓢の過去も明らかになりましたね。

鳴瓢は逮捕される前は松岡と同僚の刑事をやっていたが、あるとき自分が不在の間に妻と娘を残忍な事件で失ってしまった。

刑事なのに俺は家族を守れなかったことで刑事を辞め、今度は喪失感を埋めるかのように逆に犯罪に手を染めるようになってしまった(実は彼も捕まっている身だ)。

鳴瓢が酒井戸として入り込んだ犯人のイドの世界にカエルちゃんが毎回いて、しょっぱなから死んでしまうのは鳴瓢の深層心理には妻と娘を助けたかった想いがいまだ大きんだけれど、名探偵として謎を解かないといけない立場からくる葛藤がもたらしたものか。

娘が常に鳴瓢の悪夢として出てくるのはこりゃ精神をえぐるな・・・

おもしろくなってきましたね。

今回ゲストの冬木を演じたのが平川大輔だから常に伊藤誠の顔が連想してしまう・・・

それだけ私にとってあの作品のインパクトは強かったようです。

タイトルとURLをコピーしました