かげきしょうじょ!!第7話感想:夏休み、渡辺さらさのルーツ

2021年夏アニメ



かげきしょうじょ!!第7話「花道と銀橋」感想


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第7話感想

ここでも冬組の先輩女優役で古賀葵がいよった、あとは久方ぶりに平野文さんのお声を拝聴できた。

今期は古賀葵ちょこちょこ出てるし主演もやってる作品あるしで演じてる役柄の幅が広いね。

そんな特定声優推しトークはいいとして(今年も大雨に見舞われてる故郷佐賀は大丈夫だろうか)、今回明かされていったのは渡辺さらさのルーツの話。

いままでのエピソードでもちょくちょく出てきていたとおり彼女は歌舞伎の名家白川家に出入りしてそこでおさななじみの暁也と日本舞踊を習っていて、そこで体幹の良さを見せつけ、子役がインフルエンザで倒れた時に大先生や大大先生ほかから勧められて一度だけ代役として出演し花道をわかせたけれど、大大先生の妻から厳しい一言を言われたことがきっかけでギクシャクした雰囲気になってしまったが、このときに学んだことを今度は紅華で実践しようとしているよってな話。

さらさの演者の演技を完全に再現するチートじみた能力ってのは実は幼少期に歌舞伎のDVDを見ていたのと、暁也が歌舞伎のお稽古で師匠から歌舞伎俳優は代々演技を受け継いでいくとの教えを彼女も聞いていたのがもととなっていた、と。

でもやはり歌舞伎の世界と演舞の世界は違って、紅華は名優の演技をコピーしては生きてはいけない世界であるから、確かに歌舞伎界の教えはもちろん大切ではあるが、先生からも指摘されてしまったとおり名女優になるには今回はあえてその教えを一度さっぱり捨ててみよって話になっちゃうわけで。

とはいえ、芸術とは基本的に模倣で大女優のコピーを極めることで名演が生まれることもあるからそれはそれで難しいところではあるけれども。

で、何の気なしなのかそれとも意図的なのか、暁也は大大先生の奥方にさらさと一緒に子役の代役で舞台に出たことを話したことがきっかけでさらさの歌舞伎役者への夢を諦めさせてしまうことになってしまった…

一度代役で沸かせただけで「なれません」と強くはっきりと言ってしまうあたり白川家はそうとう嫉妬深いんかしらね。

なるほど、さらさにある歌舞伎界の教えや歌舞役者になりたかった夢がこうして紅華での授業のなかでよからぬ方向に向かおうとしてるってのがあるんだな、歌劇の世界でひとりだけ歌舞伎役者をやろうとしてしまっていたんだな。

暁也はそのことをずっと罪深く思っていたようで、彼氏と言っていても本当の彼氏なのかそれとも彼氏役なのかははっきりとはせぬが、まあ彼氏と言ってるからには正式な彼氏なんだろう。

でもなんだか嫌だなあ、罪つぐないでさらさの彼氏になるって。

さらさも「あなたは○○にはなれない」との一言がすっかり呪いのようにこだましてしまっているが、暁也くん、きみもずっと彼女を歌舞伎から遠ざけてしまったことに対しての呪いがかけられてしまっていたんだな。

とはいえさらさに歌舞伎の世界も常にアップグレードしていて、数百年間続いてる伝統芸能ではあるけれど現代の人々が持つ価値観に呼応した作品作りにも果敢に挑戦しているよって伝えていく展開は2人それぞれにかけられている呪いを互いに解いているようでグッときたね。

鑑賞中にさらさが流していた涙は「あのとき代役演じることに不安だったあなたがいま立派な役者になっている」喜びを感じ、自分も歌舞伎はあきらめてしまったが紅華でやっていこうと改めて心に決めた、そういうポジティブな理由であることを信じている。

ラストシーン、やけに愛は気を遣っていたね、朝の7時から新幹線のホームで抱きしめ合うカップルはいないって話だけどね。

見たことないよそんなカップルは、ありゃシンデレラエクスプレスの話(新大阪行き最終ののぞみ)だって。

歌舞伎の世界と訣別したことでさらさの新しく光る演技が見たいね。

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