精霊幻想記第8話「王家の系譜」感想
前回の感想記事

第8話感想
前回、「年貢」って単語が出ていた時点で感づいておくべきだった、カラスキ王国はジパングをモチーフにした和風テイスト国家であること。
でも、和風テイストであることの意味をイマイチ見いだせなかった回でもあった。
話の中身が和風だろうが洋風だろうがそんなに関係ない、すでに手垢の付きまくった復讐譚のはじまりなんだもの!
ただ建物が江戸っぽい木造平屋の長屋でお城も天守閣、国民が着ている服も着物で武器は刀ってだけ。
中世ヨーロッパ風の草原のど真ん中にある城壁に囲まれた王都、一本の街道が貫いていての中心部にある洋風の城で王に謁見する主人公はパーティーを引き連れている勇者、でも話は成り立つのさ。
このさい異世界転生系作品で見られたコピペ王都でもいいよ、ナーロッパってやつね。
東の国ってことだから、リオたちがいままで行ったことがなく見たかった場所感を出すために極東の地、ジパングをベースにしたんかしらね。
かと思ったら日本には明治時代に入ってきたレンガ造りの建物もあったし文字は日本語ではないし、多分ラーメンのことなんだけどカムタンなる食物があったりとここは一体何時代がモデルなんだ。
そしてまたまた当作品特有の現地妻候補が出てきてるし、その現地妻も話が進むにつれて年齢的に幼くなっていってるのは何だこれ、もしかしなくてもそんな属性でも持っているんだろうな原作者が。
それはさておき、リオの身分が母方ではあるがカラスキ王国の王族の末裔だったことが明かされた、本編開始当初は底辺だったリオがたまたま助けたのが王女でたらふく褒美をもらい、王族の末裔だったっちゅう上乗せもありどんどん成り上がっていく。
それにしてもリオんところ、子が王立学院を出奔したとおもったら両親も一度出奔したことがあるのね、この家系が出奔を余儀なくされるのはまさかの遺伝によるものだったとは。
王族の女子というだけあってやはり男から政略結婚を企てられる力の圧力のかかり方が半端ないが政略結婚自体は世界中で行われてるものだしな。
すごいなリオ、戦場で歴戦を重ねて手柄をものにしている最強武士と評されている男相手に剣道経験だけで打ち勝つなんて、あ、父方のゼンがゴウキに匹敵する剣術の持ち主ってのもあるのか、だからゼンの剣術+剣道とリオの剣術の腕はにばいにひきあげられているってことね。
最後精霊術なるイカサマも使ってたけどな。
今の俺はこの国にいる浪人よりも最強武士よりも強いっちゅう強さ比べも見せたところで物語は新章、両親を殺めた悪き男ルシウスへの復讐譚の始まりか。
すでに第8話だけどな。
コメント