ラブライブ!スーパースター!!第3話「クーカー」感想
オリンピック期間中放映休止だったので、実に3週間ぶり。
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第3話感想
いよいよスクールアイドルとして活動できるか否かの分かれめとなる代々木アイドルフェスの本番が訪れた。
かのんさん結局あなた歌えるじゃないー、と思って見てたけどそれはアクシデントで平安名すみれによりステージの照明が全て落ちてしまい客の姿が見えなくなったからだから、あのハプニングがなければ2人はあのまま固まったまんまなんだよね。
それに彼女たちのパフォーマンスはアクシデントありきだったからかのんが歌えるようになったかについては根本的な解決にはなっていないし、アクシデントがなかった場合、主にメンタル面で新人特別賞をもらえるかどうか怪しい部分もあった。
だが照明が消えるってアクシデントが起きる運は2人にとって味方をしてくれたわけよ、この運にうまく乗れたからこそ取った新人特別賞だ。
運に左右されるって意味では本来の実力ではないかもしれんけどな、いや、実力なんて場数を踏めば底上げできるから。
じゃあなぜに2人はステージで震えて固まってしまったかというと、やはりはじめてのフェス参加にして「1位を取らないといけない」って学校側から言い渡された絶対条件が大きいプレッシャーとしてのしかかってるのに、強豪の参加でプレッシャーが大きく上乗せされてしまったからよね。
強豪に勝たなければならないが勝てるかどうか今の自分たちでは不安だ、というよりも絶対に勝つのは無理だ、勝つためにはひとつの失敗も許されなくなる状況に追い込まれている、本番で震えも止まらなくなるわけよ。
オリンピック選手も4年に一度の大舞台で失敗できないそのプレッシャーの中でメダル目指して競技に臨んでいくのと状況はいっしょ。
フェスを前にかのんとクゥクゥが互いの負の感情を吐露しあう場面は良かった、本番を前に不安だらけの彼女たちがいまの心境を語り合うこと、それは最高のパフォーマンスを見せるためには必須だからね。
1位を取れるかどうかはものすごく不安でしかないがそれでも自分たちはやれるだけのことはやる、と共通意識を持ち、鼓舞するための。
だからかのんが歌えるようになった理由は客の姿が一旦は見えなくなったのもあるが、それと同じくらいクゥクゥのことだけしか見ない、そって心理的な変化が停電により生まれたのではないかと思える。
クゥクゥはひとりでかのんを歌える少女にした。
かのんのとなりにはずっといたけれどずっとスクールアイドルになることには消極的だった千砂土や一度はスクールアイドルになることを断ったすみれは本気のパフォーマンスを見せつけた彼女たちを見てどう動く?
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